『捨て猫に拾われた男』読了

梅田 悟司 著

最近、広告関係の話を見たり聞いたりすることがぐっと減ったので知らなかったのですが、著者は電通在籍のコピーライターで超有名なCMなどを手がけていらっしゃる方だそうです。

そんな著者の本なので、言葉の選び方や伝え方の基本スタンスが素晴らしくなんの抵抗もなく読める本です。ただし、途中何度か、「いや…そのだから猫は素晴らしいはこじつけすぎるだろっw」というのも目につきます。ただ、俺が猫好きだからか(?)それを嫌味には感じませんでした。

猫好きの方にはすすめます。が、それ以外の人にはビミョーな感じかもね。

それから、俺はいつか猫を飼いたいと思っているんだけど、この本を読んで(当たり前だけど)やっぱり結構世話は大変そうってことも改めて思いました。

以下、自分用メモ:

■ 犬好きを豪語していた僕は「犬のように誠実で義理堅くありたい」と思っていたのではなく、「誠実で義理堅くあるべき」と自分自身に言い聞かせていただけだったのだ(…)

「思った通りに生きたい!」

それが心からの声だった。

■ 「できる人はかっこいい」

「できない人はかっこ悪い」

そんな固定観念さえ捨て去ることができれば、もっと生きやすい人生が待っていることに気付かされたのだ。

それと同時に、いままで自分を取り繕うことによって、無意味な重圧を自分自身にかけていたのではないかとも思うようになった(…)「できる自分でいなければならない」という思いが他社との間に壁をつくっていただけでなく、「相手も自分と同様にできるべきである」という不寛容さを生んでいたのである。

■ ダイナミックでワクワクするほうを選ぶのではなく、自分の身の丈に合っているか、つまり、自分が等身大で楽しめるかを気にかけるようになったのだ。

するとどうだろう、生活の満足度も向上している気がしている。

■ 人間は「所有物、特に家や車などの高級なものには、なるべく傷をつけたくない」と思いながら生きているように感じられる(…)日本を代表するギタリストである布袋寅泰氏のインタビュー(…)「僕はギターを買ったら、ギターの裏にベルトのバックルを思い切り叩きつけるんだ(…)そうすればキレイに使おうという気持ちはなくなるからさ。ギターにとって大切なのは、弾き込むこと、弾き倒すこと。そのた目にバコーン! とやってやるんだ」

■ この世の中に

楽しいことなど存在しない。

楽しめるかどうかで、

楽しいか否かが決まるのだ。

■ 家族という形は、血がつくるものではなく、一緒に生きていくという「約束」によって生まれる

■ 揉めたり、話がこじれたりした時には、関係が悪いまま終わらせないように、次のような言葉を添えるように心がけている。

「今日は私たちの考え方の違いが鮮明になりました。これからは、こうした違いがあることを前提に、お互い話し合いましょう」

この一言があるだけで「意見が合わないからもう会いたくない」「ぶつかり合ったから嫌い」といった短絡的で悲しい結果を招く可能性を下げることができるのだ。

その結果、「自分と違うモノの見方を教えてくれる」「自己主張してくれるので、自分も素直に意見を言える」と逆に仲よくなれる可能性だってある。